HipHop Virtual Machine

HipHop Virtual Machine (HHVM)
開発元 Meta
初版 2011年12月9日 (2011-12-09)[1]
最新版
4.9.0 / 2019年6月11日 (2019-06-11)[2]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C++, C言語
サポート状況 開発中
ライセンス PHP License、Zend License[3]
公式サイト hhvm.com ウィキデータを編集

HipHop Virtual Machine(ヒップホップ・バーチャル・マシン、HHVM)は、実行時コンパイラ (JIT) 方式でPHPおよびHackといったプログラミング言語を実行する、仮想機械型の処理系である。HHVMで実行する場合、PHPやHackのコードは、JITコンパイルの過程でまず中間言語HipHopバイトコード (HHBC) に変換され、さらに動的にx64機械語へとコンパイル・最適化を行った上で実行される[1][4]。これに対し、公式のPHP実装であるZend Engineでは、PHPのコードを中間表現に変換した上で、中間表現をそのまま実行している[5]

HHVMはMeta(旧Facebook)が開発しており、Github上にあるソースコードはPHP LicenseZend License英語版のもと公開されている[1][3]。2018年9月12日、Facebookの開発チームはPHPのサポートを段階的に終了することを発表[6][7]し、同年9月18日にはHHVMのPHP 5のサポートを終了すると同時に、以降はHackに注力し、PHP 7の新しい機能も積極的には実装しないことを発表した。[8] 2023年10月27日、Paul Bissonetteは公式ブログにてGCCサポート終了決定とHHVMおよびHackの公式リリースを以降行わない旨を表明した。[9]

  1. ^ a b c Jason Evans (12月9日2011年). “The HipHop Virtual Machine”. Facebook. 8月2日2014年閲覧。
  2. ^ Releases” (英語). facebook/hhvm. Facebook. 2019年2月13日閲覧。
  3. ^ a b facebook/hhvm”. github.com. Facebook. 8月2日2014年閲覧。
  4. ^ facebook/hhvm”. github.com. Facebook. 8月2日2014年閲覧。
  5. ^ Kaushik Pal (4月28日2014年). “PHP and Zend Engine Internals”. phpbuilder.com. 9月23日2014年閲覧。
  6. ^ Ending PHP Support, and The Future Of Hack”. hhvm.com. Facebook (9月12日2018年). 11月8日2018年閲覧。
  7. ^ 末岡洋子 (9月14日2018年). “米Facebook、「HHVM」でのPHPサポートを終了する方針を発表”. mag.osdn.jp. 11月8日2018年閲覧。
  8. ^ The Future of HHVM”. hhvm.com. Facebook (9月18日2018年). 11月8日2018年閲覧。
  9. ^ Project Update and OSS Support Changes”. hhvm.com. Facebook (2023年10月27日). 2023年12月18日閲覧。

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